某地方ナンバースクールを目指して

2017年1月、我が息子は某地方公立中高一貫校の受検にチャレンジしましたが、願い届かず。地元の中学校から県内トップクラスの高校を目指しております。

1年ぶりに更新です。そのⅣ

ちょっと、更新が遅くなりましたが、前回の続きを。


アップの最初の方は、補欠の子も含めて全員でアップをしていたのですが、


その後、バトンパスの練習が始まりました。最初の方は息子もやっていたのですが


少し時間が経過すると・・・息子がバトンパスの練習を行っておりません・・・


あれ?と思いましたが、それを見続けていると、やはり・・・主力メンバーでの


バトンパスの練習に参加しておりません。。。


まさか・・・、とは思っていましたがズーッと見ていても練習に参加しない。。。


嫁さんと、バトンの練習してないよねぇと話をしておりましたが、


何かあったのか?と色々と考えてはいたのですが、ひょっとすると


何らかの理由で走れなくなったのかと考えてしまいました。


嫁さんも、目がウルウル涙目になってきて・・・


アップが終わって、ユニフォームに着替え始めましたが、やはり、


息子はユニフォームを着ることはありませんでした。


何かあって、メンバーを外れたのは間違いないとわかりました。


そして、いよいよ本番の時間となり、何かの間違いであってくれとの


願いもむなしく、リレーのメンバーに息子の名前はありませんでした。


そして、レースが始まり残念ながら予選で敗退となってしまい、


さてどうしようかと、嫁さんと話をして県代表のいるところを


探そうということで、スタジアム内を探し回りました。


そして、ようやく30分後に息子たちの姿が見え、選手同士で話を


しておりました。少し離れたところから見ていたのですが、すぐそばに


中学校の陸上部顧問の先生(この先生すごい方なのです)がいらっしゃって


私がそーーっとw近づいていったら、先生が気が付いてくれました。


先生は申し訳なさそうに「いやぁ・・・すみません・・・」


私:いえいえ、メンバーから外れてしまったみたいで・・・何かあったのですか?
  怪我をしたとか・・・


先生:いえ・・・けがとかはしてませんよ。


私:あ、そうなんですか。それならよかった。ということは、何か理由があって・・
  ということなんですね?


先生:はい。コーチ陣で散々話し合ったのですが、戦略的な所で息子君を
   予選は外すという結論になったのです。


私:あ~そうなんですね^^; って、ひょっとすると・・・バトンパスですか??


先生:・・・・・・・はい・・・、実はそうだったんです・・・
   前日の練習でどうしてもうまくいかなくて、コーチ陣も
   苦渋の決断だったのですが・・・。それと、個人の100m
   のタイムもイマイチだったので、総合的に判断しての事だったんです。。。
   本当は、息子君に走らせてあげたかったのですが・・・


私:やっぱり、そうでしたか^^;息子からはバトンパスがイマイチうまく
  いかないんだよねぇ、と聞いていたものですから^^;


先生:どうしても、うまくいかなかったんですよね・・・走らせたかったのですが・・


私:いやぁ、まぁ、こればっかりは実力の世界なので息子の力が足りなかった
  だけの話です。怪我したんじゃないかと心配してたんですよ^^;
  怪我じゃないなら良いんです!
  力不足なだけなので、力を付けていけば来年を目標にしてくれれば、
  それで良いんです!


先生:そうですね、ただ、来年はそう簡単にいかないかもしれません。他の子も
   力を付けてくるはずなので・・・


私:先生。。。何となくなのですが、うちの息子、怪我に強い体かもしれません。
  今の所、痛みを訴えるのは、筋肉痛やら成長痛くらいで、特定の個所を
  痛めたというのも今の所ありませんから。
  もちろん、家庭でも食べ物等に気を付けていますが、もう少し強い負荷
  をかけても大丈夫かもしれませんよw
  もう少し、鍛えてあげてくださいwどうか、お願いします!


先生:そうですねw後は、すぐに新人戦もあるので、それに向けてしっかりと練習して
   この、県代表で練習したものを部活のみんなに伝えてもらえれば、もっとさらに
   いい結果を出せると思います。


という、会話を先生として、私たちは早々に帰路につきました。


そして、帰ってきた息子と話をしたのですが、メンバーを外された理由は


前日の練習でミスばかりでどうしてもうまくいかなかったのと、個人の100m


のタイムが自己ベストよりも0.5秒ほど遅かったことが理由とのことでしたが


100mのタイムが遅かった理由を聞きました。


途中で向かい風が突風で吹いてきたとの話があり、映像ではわかりませんでしたが


息子が走った組のタイムがどの選手も、自己ベストよりかなり遅いタイムだったのが


わかりました。こればっかりは、運が無かったと言えますが・・・


運を味方につけるのも実力者だと私は思っていますし、実力があればそれなりの


結果を出すこともできるはずです。


やはり、全体的にまだまだ、力不足だということが考えられると思います。


それと、大会中は緊張のせいかあまり良い睡眠が取れなかったと言っておりました。


メンバーを外れるということを前日の夜に伝えられたみたいなのですが、


その夜はグッスリ眠れたとの話を聞きました。


本人は県代表としてのプレッシャーを相当感じていたようです。


メンバーから外れるということで、プレッシャーから解放されグッスリ寝れた


とのことでしょう。


私では想像できないような重圧を感じていたのだろうと思います。


ただ、後々になっていくにつれ、悔しさが出てきたような事も言っておりました。


私的には、今回の経験は息子にとって、今後の人生においてとても貴重なものに


なったと考えております。


限られた子にしか経験できないプレッシャーを経験できた、高いレベルでの


悔しい思いも経験できた。


後は、それらをどのように息子自身の力に変えていけるかどうか、


今までできなかった事をできるようにするにはどうしたらいいか、


自分で考えて、調べて、研究して実行しての繰り返しをすることによって


自分自身の能力を高めていけるんだという経験を積んでいってもらいたい


ものです。これらのことは勉強をする上でも息子が社会人になってから


でも、必要なことですので、できる限り私は様々な経験ができるように


これからも、背中を蹴っ飛ばしてでも応援していくつもりですw

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